
お見舞いのお返しとは何かについて
お見舞いのお返しの名称について
お見舞いのお返しの名称は「快気祝い」といいます。
「病気やけがをした本人がお見舞いへのお返しとして贈るもの」です。
なお、似た言葉ですが、「退院祝い」は「周囲から退院した人へ贈るもの」になります。
お見舞いのお返しをしない場合について
1.身内・親族からのお見舞いの場合
親子や兄弟姉妹など、近い関係では、必ずしも「快気内祝い」として品物を贈らないことがあります。
退院後に直接お礼を伝えるだけの場合もあります。
2.「お返しは不要」と言われた場合
「お返しはいらないから、治療に使ってください」などと言われた場合は、無理に品物を返す必要はありません。
ただし、お礼の電話や手紙はしたほうがよいでしょう。
3.病状が重く、快気祝いができない場合
退院や完治まで時間がかかる場合は、快気祝いを贈らず、回復後に改めてお礼をすることもあります。
4.少額のお見舞いの場合
非常に少額の場合は、正式なお返しをせず、退院後などにお菓子を渡したり、食事をごちそうしたりすることもあります。
5.お返しより感謝を重視する場合
お見舞いは「困っている人を助けたい」という気持ちから贈られるものです。そのため、形式的なお返しをしないこと自体が、必ずしも失礼になるわけではありません。
ただし、お見舞いをいただいたのに何の連絡もなく、お礼も伝えないのは避けたほうがよいです。
品物を返さない場合でも、感謝の言葉を伝えることが大切です。
お返しの時期について
お見舞いをいただいたら、「退院または床上げ後10日以内」を目安に、「お礼の言葉と快復の報告を記したお礼状」と「快気内祝の品物」を贈ります。
お返しの金額の相場について
お見舞いのお返しは、
「いただいた見舞い金・見舞い品の額の3分の1から半額程度が金額の相場」
ですが、同じ品物を全員に贈ってもよいでしょう。
お返しにおすすめな品物について
品物を選ぶときは、「病気が残らない」「いやなことは水に流す」という意味で、
『使ったり食べたりして「残らない」を連想させる食べ物』や、
『「洗い流す」を連想させる、洗濯・入浴関連の品』
などがよいとされています。
具体的には、「石鹸、入浴剤、洗剤」や「お菓子、お茶、かつお節、のり、砂糖などの食品類」です。
職場へのお返しの品物について
職場などのグループでお見舞いをいただいた場合は、「個別包装のお菓子」や「コーヒー、お茶」など全員に行き渡るものがよいでしょう。
お返しののしの表書きの書き方や水引の選び方について
品物には、「快気内祝」と表書きをしたのし紙をかけます。
家族としての内祝いという意味で、名前は姓だけを記すのが通例となっております。
お祝い事の水引きは蝶結びが原則ですが、快気祝い(お見舞いのお返し)の場合は、「病気やけがを二度と繰り返すことのないように」との思いを込めて、紅白の結び切りを用います。

水引:赤白結び切り
のし:あり
表書き/上書き:「快気内祝」など
表書き/姓名:上書きよりやや小さめの文字で「姓」だけ
お返しに沿えるお礼状の文例について
このたびの私の入院に際しましては、お忙しい中、お見舞いとあたたかい励ましのお言葉をいただき、まことにありがとうございました。
ご心配をおかけしましたが、おかげさまで○月○日に無事退院いたしました。
今回の教訓を生かし、今後は、いっそう健康管理に努めてまいりたいと存じます。
なお、こころばかりではございますが、快気祝いのしるしをお届けいたしますので、ご笑納いただければ幸いでございます。
まずはお礼かたがたごあいさつ申し上げます。
「贈答のルールとお金の事典」より
「冠婚葬祭 マナーの便利帖」より































