
厄年にやってはいけないことについて
厄年にやってはいけないとされること
厄年には、昔から大きな変化や無理を伴う行動を慎重に考えたほうがよいといわれています。
代表的なものを紹介します。
① 無理をして大きな決断をする
厄年には、転職や独立、起業など、生活環境が大きく変わる決断を慎重に考えるという考え方があります。
ただし、厄年だから転職や独立をしてはいけないという決まりはありません。
大切なのは、
「勢いだけで決めず、収入や将来の見通し、家族への影響などを十分に検討すること」
です。
② 健康管理をおろそかにする
厄年は、体調の変化に気を配る時期ともいわれています。
特に、仕事や家事で忙しく、睡眠不足や疲労が続いている場合は注意が必要です。
「睡眠時間を十分に確保する」
「バランスのよい食事を心がける」
「適度に運動する」
「健康診断を受ける」
「体調に異変があれば医療機関に相談する」
厄年をきっかけに、普段の生活習慣を見直してみましょう。
③ 無理な挑戦や危険な行動をする
厄年には、危険を伴う行動や無理な挑戦を控え、慎重に行動するという考え方もあります。
例えば、「十分な準備をしない登山や旅行」「無理な運転」「過度な仕事」などです。
もちろん、厄年以外でも注意すべきことですが、普段以上に安全を意識するきっかけにするとよいでしょう。
④ お金の使い方が大きく変わること
厄年には、「大きな買い物や投資、借金などを慎重に考えたほうがよい」といわれることがあります。
特に、十分な知識がないまま高額な契約をしたり、無理な借り入れをしたりすることは避けたいものです。
厄年だからお金を使ってはいけないわけではありません。住宅購入や車の買い替えなども、必要性や家計への影響を考えて判断しましょう。
厄年に結婚や引っ越しをしてはいけない?
厄年に結婚や引っ越し、転職などを予定している方もいるでしょう。
昔から大きな環境の変化は慎重に考えたほうがよいといわれますが、これらを禁止する決まりはありません
行動・・厄年の考え方
結婚・・避ける必要はない。二人で相談して決める
引っ越し・・時期や費用、生活環境を確認する
転職・・条件や将来性を十分に検討する
起業・独立・・資金計画や準備を慎重に進める
住宅購入・・家計や返済計画を確認する
旅行・・健康や安全に気を配って楽しむ
厄年を理由に、人生の大切な機会をあきらめる必要はありません。
厄年にやってもよいこと
厄年には避けたほうがよいとされる行動がある一方で、積極的に取り入れてもよいとされる習慣もあります。
1.厄払い・厄除けを受ける
神社では厄払い、お寺では厄除けの祈祷を受けられるところがあります。
祈祷を受けることで、災いを避けて一年を穏やかに過ごせるよう願います。
一般的には正月から節分ごろに受ける人が多いですが、時期を限定していない神社やお寺もあります。
2.厄除けのお守りを持つ
厄除けのお守りを身につけたり、自宅の清潔な場所に置いたりする方法もあります。
神社やお寺によってお守りの種類や扱い方が異なるため、授与された際の案内を確認しましょう。
3.健康診断を受ける
厄年を健康管理のきっかけにするのもおすすめです。
定期的に健康診断を受け、気になる症状があれば早めに医療機関へ相談しましょう。
4.家族や周囲の人との時間を大切にする
忙しい日々の中で、家族や友人との時間を確保することも大切です。
無理をせず、周囲の人に相談しながら生活することで、心身の負担を減らしやすくなります。
厄年はいつ?前厄・本厄・後厄について
厄年とは、
「昔から災難や体調不良などに注意が必要と考えられてきた年齢のこと」
です。
一般的には「数え年」で、「次の年齢が本厄」とされています。
性別・・本厄・・特に注意するとされる大厄
男性・・25歳・42歳・61歳・・42歳
女性・・19歳・33歳・37歳・61歳・・33歳
※地域や神社によって年齢の考え方は異なります。
また、本厄の前後には次の年があります。
前厄(まえやく):本厄の前年
本厄(ほんやく):厄年の中心となる年
後厄(あとやく):本厄の翌年
この3年間を通じて、厄除けや厄払いを行う人もいます。
厄除けや厄払いにはどのような方法があるか?
1.神社で厄払いを受ける
神社で神職による祈祷やお祓いを受け、災難を避けて平穏に過ごせるよう祈願します。
2.お寺で厄除け祈祷を受ける
お寺で厄除けの祈祷を受け、災いを退けて無事に過ごせるよう願います。
3.厄除けのお守りやお札を受ける
神社やお寺で授与されるお守りやお札を身につけたり、自宅にお祀りしたりします。
4.自宅で厄除けの風習を行う
厄除けの方法については色々言われていますが、ここでは古くから伝わる一般的な5つの厄除け方法について紹介いたします。
1.年頭に、家族や縁者・友人を招いて酒盛りをし、厄を落とす。
2.節分の夜に、身に着けている物を道に捨てる。
3.節分の豆まきの際に、厄もまいて他の人に拾ってもらう。
4.小豆ご飯やお餅、お金などを、十字路、または町からちょっと出たところにポンと捨ててくる。
5.餅まきをしたり、果物やお菓子をみんなに配ったりする。
厄年に不幸なことが起きたらどうすればよいか?
厄年に病気やケガ、仕事のトラブルなどが起きると、「厄年だから悪いことが起きたのでは?」と不安になるかもしれません。
しかし、厄年と不幸な出来事の発生に科学的な因果関係が確認されているわけではありません。
何か問題が起きた場合は、厄年のせいだと決めつけず、必要な対応をすることが大切です。
例えば、次のような対応が考えられます。
「病気や体調不良の場合は医療機関を受診する」
「仕事の問題は上司や専門家に相談する」
「家庭の問題は家族で話し合う」
「不安が強い場合は神社やお寺で祈祷を受ける」
病気やケガの回復を願いたい場合は、厄除けとは別に「病気平癒祈願」を受ける方法もあります。
厄年は必要以上に怖がらず、慎重に過ごすことが大切です
厄年には、結婚や引っ越し、転職などをしてはいけないという決まりはありません。
昔からの言い伝えを参考にしながら、健康管理や安全面に気を配り、無理のない生活を心がけることが大切です。
厄年を不幸が起きる年と考えるのではなく、「自分の生活や健康を見直す機会」として前向きに過ごしましょう。
不安がある場合は、「神社で厄払いを受けたり、お寺で厄除け祈祷を受けたりすること」で、気持ちを新たにすることもできます。
「日本人のしきたり」より
「暮らしに生きる日本のしきたり」より
「日本人の縁起かつぎと厄払い」より































